【保存版】会社都合での退職後の、失業手当受給の手続き
会社都合での退職は突然やってきます。いきなり会社を辞めることになるので、失業手当をもらう方法が分からないまま退職する人もいるでしょう。
そこで今回は、会社都合での退職後の、失業手当の手続きについてご紹介します。
会社を退職した時に、給与の何割かを一定期間もらえる失業手当。
給付を受けるには退職後にハローワークに行く必要があります。
退職後はなるべく早く、下記の必要物を用意して管轄のハローワークに行きましょう。
必要物
- 離職票-1(原本)
- 離職票-2(原本)
- 写真2枚(縦3.0cm × 横2.5cm)
- 本人名義の預金通帳(キャッシュカードでもOK)
- 本人確認書類
- マイナンバー確認書類(マイナンバーカードやマイナンバー通知カード)
※船員だった方は船員保険失業保険証&船員手帳も必要です
※離職票は原本を提出するため、事前にコピーを持っておきましょう
縦3.0cm × 横2.5cmの写真なんてもってないよ!という方はコチラ
手続き後の流れ
STEP 1. 雇用保険受給者説明会に参加
手続きをしたハローワークで、失業手当を受給する人に向けた説明会に参加します。その際、受給に際して必要となる、【雇用保険受給資格者証】と【失業認定申告書】をもらえます。
※2020年3月現在、新型コロナウィルスの影響で「雇用保険受給者説明会」は行われておらず、YouTubeで説明会の動画を観ればOKになっています。【雇用保険受給資格者証】と【失業認定申告書】は、STEP2でもらえます。
STEP2. 失業認定日にハローワークへ
最近の転職活動について報告し、求職中であることを証明すると失業認定されます。
失業認定されて初めて、失業手当をもらうことができます。
STEP3. 失業手当を受給
STEP2の失業認定日から約1週間後に、指定の口座の失業手当が振り込まれます。
失業手当をもらえるまでの期間
自己都合と会社都合で、失業手当をもらえるまでの期間が違います。
* 自己都合:退職から3ヶ月+7日後
* 会社都合:退職から7日後
失業手当の金額
失業手当の額は複雑な計算によって算出されますが、ここではざっくりと説明します。
1日あたりの失業手当(基本手当)
= 過去6ヶ月間の給与の合計(賞与除く)÷ 180 × 50%〜80%
※50%〜80%は、過去6ヶ月間の給与の合計が高い人ほど、率が低くなります。
※実際の計算は複雑なので、ハローワークで確かめてください。
失業手当の受給期間
受給期間は雇用保険に入っていた期間と、年齢によって変動します。
※自己都合での退職と比べて優遇されています。
雇用保険に入っていた期間 | ||||
1年未満 | 1年以上5年未満 | 5年以上10年未満 | 10年以上20年未満 | |
29歳以下 | 90日 | 90日 | 120日 | 180日 |
30〜34歳 | 90日 | 120日 | 180日 | 210日 |
35〜44歳 | 91日 | 150日 | 180日 | 240日 |
45〜60歳 | 92日 | 180日 | 240日 | 270日 |
以上、会社都合での退職後の、失業保険受給の手続きについてご紹介しました。